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耳の穴の毛は抜くべきか切るべきか

この記事の目次

犬の耳の中は定期的にチェックしなければいけない箇所の一つです。

特に耳の中にフサフサとした毛が生えるタイプの犬種は、
蒸れて炎症を起こしやすく、耳ダニなどがついた場合は
発見が遅れてしまうことがあります。

普段から耳の中をのぞきこみ、赤く腫れていないか、
変なニオイがしないかなどを観察する癖
をつけておくと、
トラブルなく過ごすことができるでしょう。

耳のニオイを嗅ごう

愛犬の耳のニオイを嗅いでいますか?
可愛さのあまり犬の全身を嗅ぎまくる人がいますが、ある意味これは正解です。

毎日ニオイを嗅いでいると、「いつもと違う?」と感じることがあり、
これぞまさしく異変を察知した瞬間なのです。

必ず原因があるはずですから、どうしてニオイが変化したのかを探ろうとすることは、
犬の健康を保つうえではとても有効なこと
なのです。

耳の中の毛をどう処理するか

耳の中に毛の少ない犬種の場合は、のぞきこむと汚れなども見えやすいですし、
炎症が起きて赤くなっていたら、すぐに気づいてあげられるでしょう。

しかし、耳の中の毛が多い犬種の場合は毛が邪魔をして見えません。
そのため、耳の中の毛は定期的に取り除いてやった方が
トラブルを減らすことができる
のです。

方法としては毛を抜いてしまうか、カットするかになるでしょう。
耳の毛は、定期的に抜いていると徐々に生えにくくなりますし、
犬も抜かれることに慣れるとほとんど痛がらなくなります。

しかし、「抜く」という行為は少なからず毛穴や皮膚に負担をかける行為ですから、
中には抜かれた刺激で外耳炎などを起こしてしまうこともあります。

外耳炎を起こしていることに気づかず毛を抜いてしまうと、
それはそれは激痛を与えてしまいますので注意してください。

また、バイキンなどが入ってしまうことで外耳炎を悪化させる可能性もあります。

これに対し、耳の中の毛をハサミでカットする場合は、皮膚を傷めることはありません。
もちろん抜くことに比べれば短いなりに毛は残っていますから、
すっきりツルツルというわけにはいかないでしょう。

それでもボーボーのままで放っておくことに比べれば
明らかに風通しがよくなる分、蒸れを防ぐことができるため清潔に保ちやすくなります。

気をつけるべきはハサミの先を突き刺さないようにすることで、
出来るだけ鼻毛カット用のハサミのように、
先端が丸くなっているものを使った方が安心です。

成犬になってからいきなり耳の中の毛をカットしようとすると、
音に怯えて嫌がることがありますので、出来るだけ子犬の頃からカットして
慣れさせておく
と後々がとても楽になるでしょう。