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1番足が速い犬はグレイハウンド、では2番目は?

この記事の目次

世の中に700~800の種類があるといわれる犬という生き物。その中で、最も足が速い犬種はグレイハウンドです。

これはわりと有名であり、そんなこと知ってるよ!という方も多いのではないでしょうか。では、2番目に足の速い犬種についてはどうでしょうか。ドーベルマン?ジャーマン・シェパード?

どちらも足の速そうなイメージがありますが、これが意外なことに、足が速い犬種ランキングのベスト10に入っていないんですよね。 世の中には、というか、日本においてはあまりメジャーではない足の速い犬種がたくさんいるのです。

犬の体格から割り出した平均時速はどのぐらい?

一口に「犬」といっても、その体格は超小型から超大型までと様々なバリエーションが存在します。

また、走ることに適した犬種もいれば、走ることにはまったく適していない犬種も。そのため、かなり大雑把な推測値になりますが、体格別に割り出した平均時速はおおよそ以下のようになります。

  • 小型犬 およそ20~25km
  • 中型犬 およそ28~33km
  • 大型犬 およそ35~40km

上記はおおよその数値のため、ここにあてはまらない犬種はいくつもあります。

たとえば、イタリアングレイハウンドは小型犬ですが、走らせたときのトップスピードはおよそ40km。つまり、小型犬でありながら大型犬なみのスピードで走ることができるわけですね。

とはいえ、よほど走ることに特化した犬種でない限り、犬の体格と走れるスピードがある程度比例していることは間違いないようです。

足の速い犬トップ15

では、足の速い犬種トップ15をご紹介します。

  • 第1位 グレイハウンド 時速72km
  • 第2位 サルーキ 時速69km
  • 第3位 イビザンハウンド 時速64km
  • 第3位 アフガンハウンド 時速64km
  • 第3位 ビズラ 時速64km
  • 第3位 ボルゾイ 時速64km
  • 第7位 ダルメシアン 時速59km
  • 第8位 ウィペット 時速56km
  • 第8位 ファラオハウンド 時速56km
  • 第8位 スコティッシュ・ディアハウンド 時速56km
  • 第11位 ベルジアン・マリノア 時速48km
  • 第11位 ボーダーコリー 時速48km
  • 第13位 アラスカンハスキー 時速45km
  • 第14位 ジャックラッセルテリア 時速40km
  • 第14位 イタリアングレイハウンド 時速40km
  • 第14位 ドーベルマン 時速40km

つまり、冒頭での質問――2番目に足の速い犬種は「サルーキ」でした。 正直なところ、まったく想像もしなかった犬種ではないでしょうか。

人気犬種の足の速さは?

足の速さベスト15にランクインした犬種は、その多くが日本の一般家庭においてはあまり馴染みのない種類ばかり。

8位のウィペットは一応分類すると中型犬カテゴリーに入りますが、ほとんど小型犬よりの体格ですし、14位のジャックラッセルテリアとイタリアングレイハウンドは小型犬です。それ以外はほぼハウンド系の大型犬、もしくは中型犬でも牧羊犬といった、いわゆる「足が速くて当然」の犬種がずらりと並んでいますよね。

では、日本において人気のある犬種の足の速さはいったいどのぐらいなのでしょうか。

  • トイプードル 時速30km
  • チワワ 時速25km
  • マルチーズ 時速20km
  • ミニチュアダックスフンド 時速28km
  • シーズー 時速22km
  • ラブラドールレトリーバー 時速36kmマルチーズ 時速20km

およそ、このぐらいではないかと推測されています。もちろん、かなり個体差がありますのでこれより速く走れる犬もいれば、足の遅い犬もいます。

しかし、基本的に犬という種族は、私たち人間より速く走れる生き物なんですよね。このあたりのことをきちんと前提しておかないと、アクシデントで愛犬が走り出してしまったとき、追いつけなくて冷や汗をかくことになるでしょう。

ちなみに、あのウサイン・ボルトでさえ、時速はおよそ45km

つまり、持久力の差を考えたら、逃げるジャックラッセルテリアを捕まえることはかなり困難というわけですね。人間という二足歩行の生き物は、つくづく走ることには向いていないのかもしれません。

番外編のジャーマン・シェパード

ところで、足が速そうなイメージのあるジャーマン・シェパードですが、時速はおおよそ35kmぐらいではないかと考えられています。

こんな言い方をしたらなんですが、なんとなく微妙なスピードのような・・・。カッコいい警察犬のイメージがあるので、勝手に時速50kmは出ているのではないかと思っていました。