プレミアムフードは中味も値段もプレミアム
世の中には「プレミアム」と冠のつく商品があふれています。
プレミアムビール、プレミアムウォーター、
プレミアム牛丼……などなど、挙げればきりがありません。
そして、ご多分に漏れずドッグフードにもプレミアムは存在します。
では、ドッグフードにおける「プレミアム」とはいったいどんなものなのでしょうか?
原材料の品質にこだわりがある
プレミアムがつくからといって、
法律で定められた何がしかの規制値をクリアしている、
というわけではありません。
メーカーそれぞれにこだわるポイントがあり、
それによって自称プレミアムフードとして存在しているわけです。
そのこだわりポイントの多くは、原材料の品質に関連しています。
肉類であればヒューマングレード――
いわゆる本来は人間用として流通する品質の肉を使っているだとか、
ニュージーランドの澄んだ空気の中で育った健康な羊の肉…、
というような具合です。
また、トウモロコシ・小麦・大豆はアレルゲンになりやすいとして、
使われていない製品がほとんどではないでしょうか。
その他にも、使われている野菜はすべて有機栽培、
原材料は100%国内産、合成添加物を使用していない、
などなど製品それぞれにこだわりポイントがあります。
総じていうなら、粗悪品とは
一線を画している品質であることだけは間違いなさそうです。
当然価格もプレミアム
原材料の品質や製造工程にこだわっているのですから、
当然価格にも跳ね返ってきます。
ホームセンター等であれば
10kg袋1000円程度のドッグフードが販売されているというのに、
プレミアムフードは1kgで1500円はするでしょう。
1kg3000円、4000円という製品も珍しくありませんから、
まさしく「ザ・プレミアム」のお値段設定というわけです。
大切な愛犬の健康のためなら、多少高くても
安全で安心なものを選びたいと考える飼い主さんが
それだけ増えたということなのでしょう。
しかしその一方で、「たかが犬が食べるものに、
何でそこまで高いものを選ばなければいけない!?」
と思う飼い主がいることもまた事実です。
そこには価値観の違いだけでなく、経済的な事情も含まれてきますから、
一概にそれを非難することはできません。
愛犬のために良いドッグフードを選びたい気持ちはあっても、
最上を選ぶことができないからといって、
他人から後ろ指を指されることではないのです。
要は、自分の経済力で購入することができる範囲内において、
最も信頼のおけるものをチョイスすればいいのではないでしょうか。
幸いにもプレミアムフードと一口に呼んでもピンからキリまでありますから、
その中から「これなら」と思えるものを探してみましょう。
どこで妥協するかは、飼い主さん次第です。
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