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そのショップは動物取扱業の登録がしてあるか?

この記事の目次

インターネットで子犬を探していると、
どうしても子犬の画像や価格などにばかり目がいきがちです。

犬種、誕生日、性別、毛色、価格など、
自分の希望通りの子犬を見つけたからといっていきなり購入を決めてはいけません。

ショップの情報を確認せずに購入することは愚かな行為です。

そのサイトを運営しているのはどこ?

子犬を販売しているサイトでは、
ペットショップとしての形態が仲介であろうとブリーダーの直販であろうと、
運営者の情報が掲載されていなければいけません。

サイトによって「会社概要」「通信販売法の表記」「通信販売規約」など、
ページの入り口につけられている名前にはいろいろありますので、
それらしいところをクリックして記載内容を確認します。

ショップによってその入り口の場所はまちまちで、
必ずしもわかりやすいところにあるとは限りません。

メニュー一覧の中には見当たらず、さんざんあちこちを探した結果、
ページ最下部の目立たない場所にあった、ということはよくあります。

運営者のページにたどりついたら

インターネットで子犬を販売するにあたり、
正しく運営しているショップでは特定商取引法に基づく規制により、
明示を義務付けられている項目
が記載されているはずです。

簡単に言えば、運営会社の名称や
運営者の氏名、住所、連絡先(電話番号)といった情報や、
注文方法、販売価格に消費税が含まれているのか、
商品以外にかかる代金はあるのか、引渡し方法や輸送方法、
支払い方法などの細かい説明がされていなければいけません。

また、ネット販売のみで実店舗のないペットショップであっても、
所在地を管轄する自治体で『第一種動物取扱業』の登録をしているはずです。

ですから、これらの項目をきちんと確認しないまま子犬を購入すると、
予想もしなかったトラブルに見舞われることがあるのです。

インターネットペットショップでのトラブルの例
  • 代金を支払った後、業者と連絡がとれなくなり犬も手元にこなかった。
  • 写真で見た子犬とは似ても似つかない子犬が届いたので苦情を言っても対応してもらえなかった。
  • 子犬が病気にかかっていて到着後すぐ死亡したのに何も保証してもらえなかった。
  • いつまでたっても血統書が届かず、催促しているうちに連絡がとれなくなった。
  • 総額を支払ったはずなのに、後から別料金を請求された。

これらは単なる一例に過ぎず、まだまだ他にもトラブルはあるかもしれません。

こういったことを防ぐためにも、
自分がいったいどこの誰と売買契約を結ぼうとしているのかを
事前に確認すること
は非常に大切なことです。

いいかげんな業者が介入すると購入者(飼い主)本人が不愉快な思いをするだけでなく、
子犬の命にまで関わるかもしれない
のです。

ショップの信頼度が不安な時は保健所で確認を

子犬を購入したいけれど、信頼できるショップかどうか不安な場合は
迷わず動物取扱業を管轄している所在地の保健所で確認をとりましょう。

明示されている動物取扱業の番号を見れば
どこの保健所が管轄しているかすぐにわかります。

わかりにくい場合は、その業者の住所として明示されている都道府県
もしくは市町村名
から簡単にわりだすことができます。

都道府県の保健所が管轄している番号と、
政令都市の場合は市の保健所が管轄しているという違いはありますが、
いずれも動物取扱業者として毎年一回の立入検査と研修が義務付けられています。

苦情の多い業者については保健所が把握しているケースが多いのです。
その業者の苦情の状況を確認し、それから購入を決めた方がよいでしょう。