犬の手作り食にもネバネバ食材を取り入れてみよう
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1年365日、うちの犬の大食快便にはブレがありません!
と言える飼い主さんは、本当にラッキーです。
犬の中にはお腹がかなり敏感で、暑さ寒さで下痢をしたり、
雷などに怯えてお腹の調子を崩す子もいるのです。
特に夏場はお水の飲みすぎが胃腸の機能を低下させてしまい、
せっかく気温が下がって涼しい季節がやってきても、
夏の胃腸疲れをそのまま引きずることも珍しくありません。
胃腸のための食材といえば
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そんなわけで、愛犬の手作り食にも
ぜひ胃腸の機能を回復させる食材をとりいれてみましょう。
いわゆるネバネバ食材と呼ばれるものには、
夏バテに効果のあるものがいくつもあります。
たとえば、オクラ、山芋、納豆、モロヘイヤあたりは
犬のご飯にも取り入れやすい食材ではないでしょうか。
いつもはドライフードを食べている犬にも、
胃腸が疲れたときのスペシャルメニューとして、
トッピングにネバネバ食材を使ってみるのもいいかもしれません。
ネバネバ食材を使う際に注意すること
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基本的にどの食材を使うにしても、
犬は野菜の消化が苦手だという前提を忘れないでください。
そのため、とにかく細かく刻んだりすりつぶすなどして、
消化がしやすい形状にすることが大切です。
オクラやモロヘイヤは茹でてから細かく刻みましょう。
納豆も出来るだけひきわり納豆などの、細かくなったものがおすすめです。
山芋については生の山芋をすり鉢ですりおろし、
そのままあえるのが基本となりますが、他の食材よりも注意が必要です。
他の食材と違って犬になんらかのアレルギーがある場合は、
山芋は避けた方が無難でしょう。
山芋をすりおろしたことがある人は経験があると思いますが、
生の山芋が手につくと痒くなりますよね。
つまり、アレルギーがある犬の場合は影響を受けてしまう可能性があるのです。
そのため、アレルギーがなくても心配な場合は山芋は使わないか、
もしくはごく少量だけ試すことをおすすめします。
もしも山芋がOKであれば胃腸粘膜の保護はもちろんのこと、
新陳代謝を促し、細胞を活性化させ、血糖値の上昇を抑制し、
コレステロールを正常値に近づける効果もある食材です。
食べても大丈夫なら見逃せませんよね。
すべてのネバネバ食材に共通すること
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当たり前のことですが、
一度にたくさん食べさせたから効果があがるというものではありません。
どれも少量ずつバランス良く、というのが大前提となります。
そのうえで基本となるタンパク質や脂質、炭水化物との兼ね合いと、
食べさせる量をよく考えてから混ぜ合わせましょう。
適食は健康を増進させるものですが、暴食は害にしかなりません。
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