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早食いをやめさせたい

この記事の目次

犬は人間のようによく噛んで味わう食べ方はしません。
基本的に犬の歯は咀嚼するためにあるのではなく、
食べ物(獲物)をひきちぎるためにある
のです。

そのため、家庭で飼われていても、やはり犬達は早食い傾向に。
もちろん個体差はありますので、中には犬とは思えないほど
おっとりとした速度で食べる子もいます。

しかし、やはりそれは少数派。
基本的にはあまり噛まずに飲み込んでしまうのです。

早食いして吐き出す

早食いだからといって胃腸に悪い、ということではありません。
犬の体はそのようにできていますから、
あまり噛まなくても強力な胃酸が待ち構えているのです。

しかし、早食いの結果ノドに引っ掛けて吐き出してしまうことは珍しくありません。
また、いったん胃の中に入ったとしても、
急激に飲み込んだ勢いで吐き出してしまうこともあるのです。

いくらこういった吐き出しが体の異常ではないとわかっていても、
できれば飼い主としては避けたいところ。

床などが汚れてしまうことも困りますが、
なにより愛犬が嘔吐(吐瀉)する姿は不安をかきたてるものだからです。

専用グッズを利用してみる

最近では犬の早食いを防止するためのグッズが販売されています。

たとえば早食いを防止するための食器。
これは食器の中にあらかじめ凹凸や突起があり、
その隙間にドッグフードが入り込むことで、
なかなか一息に食べられない形状になっています。

突起の大きさや形は様々で、ちょっとしたコブ程度のものが
いくつかついているものから、ブラシと見間違いそうなものまでと、
見ているだけでもなかなか楽しいバリエーションがあります。

早食いは防止できても食べにくさで犬がストレスを感じないだろうか?
と思わないでもありませんが、もしかしたら一種のゲーム感覚になって
案外おもしろいのかもしれません。

自宅にあるもので早食い防止

わざわざ早食い防止グッズを購入しなくても、
手元にあるもので工夫することもできます。

たとえばコルグがあるお家なら、食器にドッグフードを盛った後、
その上にポンと置いてしまいましょう。

コルグが邪魔になり、かなり早食いを防止することできます。

また、ウェットタイプのフードなら、
食器の側面にすべてなすりつけるようにしておく
だけでも、
かなり早食いを防止することができるでしょう。

本来は食べやすいように
食器の真ん中あたりに盛ると思いますが、その逆をいくわけですね。

ドライフードの場合はヨーグルトを混ぜる
接着剤の代わりになりますので、側面になすりつけやすくなります。

こんなふうに工夫次第で早食いを防止することは難しくありません。
ぜひ一度トライしてみてください。