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あなどれない犬達の観察眼

この記事の目次

オンとオフの違いを知っている?

犬と暮らしていると「コイツら、すっごく見てるなぁ」と思わされることがあります。

例えばどこかへ出かける時――。
仕事に行く服装をしている時は、自分の朝ご飯が済むやいなや
さっさと寝床に行って寝てしまうというのに、オフの日に着る洋服だと
「ねーねー出かけるの?一緒に連れていってくれるんでしょうね?」
とばかりにずっと後をついてくるのです。

我が家は基本的に家の中を自由に犬がウロウロする形式なので、
それこそトイレの中までついてくるぐらいの勢い。

「ストーカーか!散れ!!」と言って追い払うのですが、
戻ったふりをしてもドアの隙間からのぞき見ていたりします。

仕事の時に着る服といっても、別に制服に着替えているわけではありません。
自分としてはオフの時とたいして差はないつもりなのに、
なぜか犬たちはオン・オフを見極めているのですから、不思議で仕方がありません。

まあ、出かける時間帯によって判断しているのかもしれませんが、
同じ時間に起床してもわかるのですから、いったい犬達はどこを見て
「お、今日は休みだな」と判断しているのでしょうか。

行き先もわかっている?

さらに驚くのは、ある程度行き先にも見当がついているという点です。

休みの日に近所に出かける時には、多少つきまとってはきても、
「ああ、一緒には連れていってもらえそうにないな」と判断すると、
さっさと自分のお気に入りの場所に散っていきます。

ところが、泊まりなどで犬達を連れていく時などは、
気づいた瞬間からテンションMAXになって、うるさいことこのうえありません。

最初は泊まりの時にしか引っ張り出さない旅行カバンのせいなのだと思っていました。
このカバンをクローゼットから出す=自分達も遠くに連れていってもらえる、
とわかってしまっているのだろう、と。

ところが、仕事がらみの出張の時
このカバンを引っ張り出して仕度をしていると、犬達は様子を見にやってきて、
しばらく何か調査をするようにクンクンとあちこちを嗅ぎまわっていましたが、
その後波が引くように去っていってしまいました。

「えっ、何で!?」と本当に驚きましたが、
ヤツらはいったいどこを見て自分達が
連れていってもらえないタイプの遠出だと判断したのでしょうか。

いまもって謎のままです。