持ち家で犬を飼うなら隣近所を味方につけよう
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念願のマイホームを手に入れたので、
それまで我慢していた犬をいよいよ飼えることになった、
と喜ぶ家族はたくさんいます。
一戸建ての家にしろ、ペット可の分譲マンションにしろ、
自分の持ち家で犬を飼うわけです。
賃貸と違って退去する時に家に傷をつけたとか、
設備を壊した等の理由で敷金が返還されないかもしれない、
などと悩む必要はありません。
しかし、持ち家だからこそ、
なおさら気を使わなければいけないことがあるのです。
それは、隣近所との良好な関係を保つ、ということです。
小型犬の子犬でも鳴き声は一人前
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小型犬の子犬なら、鳴き声も小さいだろうし育てやすそう…、
などと安易に考えたら大間違いです。
体は手の平に乗るほど小さいくせに、その鳴き声は成犬顔負けのものがあります。
子犬は何か要求を通そうとして、
ヒステリックに高い声でキャンキャン鳴き続けることがあるのですが、
その声は思った以上に隣近所中に響き渡ることでしょう。
もちろん、昼間であればいろいろな騒音があふれているので、
あまり目立たないかもしれません。
たとえ聞こえたとしても、昼間であれば
人というのは騒音への許容範囲が広くなるものですし。
ところが、子犬がキャンキャン鳴く最大の理由
――すなわち寂しさは、家族が寝静まってからが本番となるので厄介なのです。
ご近所とのつきあいの長さを考慮する
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どんなに夜鳴きをさせないように努力したとしても、
家に迎えた数日間ぐらいはある程度の覚悟はしなければいけないでしょう。
犬を迎えた家族が寝不足になってしまうのは仕方がないことでも、
隣近所までそれにつきあわせてしまえば、それはただの近所迷惑でしかありません。
いくら夜鳴きのおさまらない子犬のせいだとはいえ、
そのことで苦情を言われればいい気持ちはしないでしょう。
もちろん、苦情を言った方はもっと不快になっているわけです。
賃貸であれば、あまりにもトラブルになってしまったら
引っ越すという方法もありますが、持ち家の場合はそう簡単にはいきません。
なにより、今後長くつきあっていく隣近所と軋轢を生じて、
いいことなんて一つもないでしょう。
先手先手で手を打つことが大切
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そういったことを防ぐためには、遅くとも子犬がやってくる当日までに、
ご近所への挨拶まわりを済ませておくことをおすすめします。
ほんの一口二口程度の菓子などを持参し、
「犬を飼うことになりましたので、しばらくうるさくするかもしれませんが、
がんばってシツケます」と頭を下げておくのです。
この時にちょっとした菓子などの手土産を持参するのは、
どんな小さなものでも何かをもらってしまった場合、
相手は苦情を言いにくくなるからです。
そして、この挨拶まわりの時の反応で、
ご近所の「犬好き」「犬嫌い」の判断がしやすくなりますから、
これは情報として後々有効に使えるかもしれません。
例えば、夜鳴きを止めようとがんばったけれど、
思い通りにいかずに時間がかかってしまっている場合。
明らかにうるさそうな家には先手で謝りにいくという手が使えます。
「シツケが順調にいかず、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません」と、
相手から苦情を言い出される前に深々と頭を下げることで、
その場ではいくらかのお小言をくらったとしても、
かなりガス抜きができることがあるのです。
隣近所の人達にも可愛がってもらえると、犬のいる生活は格段に楽しくなります。
良い犬に育てる努力とともに、ご近所との良好な関係を築いていけるよう、
しっかりと配慮した飼い主になりましょう。
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