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ドッグランの平和を乱すのはいつだって非常識な飼い主

この記事の目次

ドッグランには小型犬専用のスペースが設けられていたり、
中・大型犬専用に分かれていたりすることがあります。

出来るだけ犬同士のトラブルを避け、事故を防ぐ目的があるわけですが、
すべての犬種が同じスペースで遊ぶタイプのドッグランもあります。

ドッグランによっては細かくルールが決められているところもありますが、
多くは飼い主の判断にゆだねられているもの。

そのため、小型犬専用が併設されている施設であっても、
そちらを使わずにあえてすべての犬種用のスペースに小型犬を連れていく飼い主もいます。

もちろん、小型犬と大型犬が楽しく遊べないわけではありません。
しかし、基本的なシツケが入っているか、いないかによって、
トラブルが起こる確率はかなり違ってくる
のです。

大型犬VS小型犬

どんなに普段はうららかでも、何かのきっかけで犬と犬がケンカになることはあります。

その原因が、周囲で見ている人間に理解できる時もあれば、
どうしてケンカになったのかよくわからないうちに騒ぎになる、というケースもあります。

いずれにしても、自分の犬と他所の犬がケンカになった時、
もしも体格が同じ程度の犬同士であれば、
いきなりどちらかが殺されてしまうような事態にはなりにくいでしょう。

しかし、もしも大型犬と小型犬がケンカになったとしたらどうでしょうか?
時々、大型犬は相手の犬が小型であれば本気で噛まずにちゃんと加減している、
というようなことを言う人がいます。

確かにそういうこともありますが、だからと言って絶対とは限りません。
殺すつもりがなかったとしても、あたりどころや噛まれた部位によっては
致命傷になることだってあるのです。


そういう不幸な事故を起こさないためにも、
犬の体格によってドッグランのスペースを仕切ってあるわけです。

それだけに、すべての犬種が一緒に入るタイプのドッグランで犬を遊ばせるなら、
飼い主はよりいっそう注意深く犬の動向を見守るべき
ではないでしょうか。

大型犬の飼い主は不利?

たとえば、小型犬の方のシツケがなっていなくて大型犬とケンカになったとします。
揉み合いになった結果、大型犬が小型犬に大きな傷を負わせてしまったとしたら、
原因は小型犬の側にあるにもかかわらず、まるで大型犬が加害者に見えてしまいますよね。

まさしく、大型犬側としては踏んだり蹴ったりなわけですが、
だからといって「うちの子は何も悪くない!」と
全面的に突っぱねることはおそらく難しい
でしょう。

こういうケースを避けたいがために、大型犬の飼い主は
小型犬と別になっているドッグランを選ぶことがあります。

それなのに、ろくにシツケもしていない小型犬の飼い主が
無神経に大型犬のいるドッグランに小型犬を連れてきてしまうと、
それはある種の暴力なのかもしれません。


呼び戻しもまともにできない小型犬を大型犬と同じドッグランに放す――。
ならば「もし何かあっても全面的にこちらの責任です」
というぐらいの覚悟でいてほしいものですが、そういう非常識な飼い主にかぎって、
いざ何か事が起こると大騒ぎするのがお約束です。