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ボルゾイの跳躍力は驚異的

この記事の目次

ボルゾイは貴族的な美しさと優雅な動作が際立つ、
まさに「ザ・ロシア貴族」という容姿を持つ大型犬です。

体高がかなり高いため超大型犬の部類に入りますが、
スラリとしているので体重そのものは驚くほどは重くありません。

ボルゾイの性格は…?

ベタベタといつでも人のそばにいたがるような性格ではなく、
どちらかと言えばサラっとしたタイプが多いようです。

もちろん、飼い主に対しては甘えたがりますが、
飼い主がいなければ夜も日も明けないというよりも、
すぐ近くにいてさえくれれば適度にくっついたり離れたりしていたい、
という自由な雰囲気
がうかがえます。

また、小さな子どもや他の動物と仲良くできないわけではありませんが、
積極的に関わりたいというのでもなさそうで、
相手があまりにもしつこいと軽く威嚇をしてみせることもしばしばです。

ただ、しつこく追い回して痛めつけるようなことはなく、
一発の威嚇で相手を退けるような迫力重視型、という感じでしょうか。

外に連れ出すとそれなりに楽しそうに走ったりするボルゾイですが、
家の中では驚くほどダラダラ過ごすことが好きな犬です。

感触の良いソファーなどがあればそこに寝そべってゴロゴロしていますから、
超大型犬ではあっても意外なほどに家の中では邪魔になりません。

ただし、背が高くて思わぬところまで届いてしまいますから、
物の配置には気をつけた方がよいでしょう。

身体能力の高い犬ではあるが…

足も速いですし、ジャンプ力はずば抜けた能力を持っています。
あれだけの美しい容貌で走る姿には見惚れるほどの魅力があることは間違いありません。

しかし、150cmぐらいなら平気で飛び越える能力を持っていますから、
庭で放したりする場合には充分に注意しないと大変なことになってしまいます。

年がら年中意味もなく塀を飛びたがるわけではありませんし、
むしろそんなことは面倒くさいという態度のボルゾイが多いのですが、
なんせかなり視力の良い犬ですし、背が高いため
遠くの獲物(ボルゾイがそう判断したもの)をロックオンした場合、
突然本能のスイッチが入ることがあります。


そうなれば人間の足ではとうてい追いつくことができませんから、
普段騒がしいところのないボルゾイであっても絶対に油断してはいけません。

胃捻転に要注意

ボルゾイは胸の深い体型をしていますので、
胃捻転を起こしやすい犬種の一つです。

そのため、走らせた後に水をガブ飲みさせたり、
食事のあとにきちんと休ませないまま運動をさせることは大変な危険を伴います。

ボルゾイの胃捻転は気をつけ過ぎるほどに気をつけていても足りないぐらいです。

後で後悔しないためにも、
雑な飼い方をしてはいけない犬種であることを忘れないでください。