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グレート・デーンの飼い主はその生涯を輝かせる義務がある

この記事の目次

グレート・デーンは単純に大きいというより、足が長いため体高も高く、
そこからさらに長い首がついているのでなおのこと大きく見える犬
です。

もちろんグレート・デーンの大きさにも個体差はあるわけですが、
大きな子になるとまるで子馬を連れているような雰囲気になりますから、
その大きさたるや、実物に出会うと驚くことになるでしょう。

巨大でも性格は穏やか

そんな子馬のようなグレート・デーンですが、
性格は驚くほど穏やかなタイプが多いのは特筆すべき特徴です。

大きいがゆえにゆとりがあるためか、
他の犬や小さな子どもと上手に接することができる犬です。

そこがまた実に魅力的に映るため、家庭で飼われているグレート・デーンは
たいがい家族の一員としてこよなく愛されているものです。

普通の犬より大きいということは…?

家がうんと広くないと飼えないのではないかと
心配する人が多いようですが、意外にそうでもありません。

グレート・デーンはきちんと朝晩の散歩をさせていれば、
家の中ではゴロゴロと寝転がっているような犬です。

そのため、飼い主さえ気にしなければ、
案外狭い家でもやっていけてしまうのです。

もちろん、普通の犬では届かない場所のものに届いてしまう犬ですから、
気をつけなければいけないことは多いですが。

ただし、普通の犬より大きいということは、それだけ食べるし、
それだけ排出する
ということを忘れてはいけません。

当然のことですが、月々のエサ代、体重別によるワクチン費用、
体重別によるフィラリア予防薬費用などなど、
すべて小型犬や中型犬を飼育するのに比べたら、
多くかかる
ことを覚悟しなければいけません。

また、体重も軽く50kgを超えてきますから、
いざという時に抱き上げられるのかどうかも考えておくべきでしょう。

具合が悪くなったりケガをしたような時、
すぐに抱き上げて車に乗せられるのかどうか
は、
実はとても重要なことなのです。

グレート・デーンを飼うなら避けられないこと

グレート・デーンという犬種はとても短命であることで知られています。

その死因には胃捻転であったり、
骨肉種であったりと一つではありませんが、
総じて寿命は短いのです。

10年生きれば長生きであり、多くの個体は
それよりもっと短い時間で生涯を閉じてしまうでしょう。

そして、体が大きいということは
人間一人分と同じだけの空間が使われていることでもあります。

その存在が消えるということは、
飼い主にとてつもないダメージを与えてしまうことがあるのです。

大きくてカッコいいから。珍しい犬だから。
そんな理由だけでグレート・デーンを選ぶと、
早い別れにショックを受けることになるでしょう。

それでもグレート・デーンを選ぶのなら、
おそらく短いであろう生涯をいかに楽しく、幸せに過ごさせるかを重視するべきです。