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白いペットシーツは尿の観察に最適

この記事の目次

室内で暮らす犬が圧倒的に多い現代では、犬用のトイレも日々進化しています。

小型犬から大型犬まで対応できるように
トレーのサイズも少から特大までありますし、

トイレシーツにいたっては特大より大きいスーパーワイドの
4面分ぐらいの広さがあるものまで販売されています。


これだけ大きなトイレシーツだと
床のかなりの部分を覆うことができるため、
寝たきりになったワンちゃんを介護する場面でも役に立ちそうですよね。

また、通常のフラットなトイレトレーだけではなく、
オス犬の足上げオシッコに対応したタイプもあります。

トイレを高めの塀で囲うタイプのものから、トイレ内にポールを設置して
よりオス犬がオシッコをかけやすい形状になっているものまでありますから、
オス犬は足上げオシッコをするから嫌だという室内犬事情は
もう過去のものになりつつあるのかもしれません。

オシッコを観察する

ところで、愛犬がトイレで排泄した後、
それが糞であれば取り除くわけですが、オシッコの場合はどうしていますか?

オシッコはトイレシーツに吸い込まれてしまうから別に取り除く必要もないですし、
そのまま放置……という対応が普通かもしれません。

しかし、糞と同様にオシッコも愛犬の健康状態を把握するうえで、
観察を欠かすべきではない
のです。

糞は緩かったり硬かったりと、
ある意味その変化がとてもわかりやすい形状をしています。

しかし、オシッコは気をつけて見ていないと
その変化を見逃してしまうかもしれません。

オシッコの色やニオイに何か気になる点はなかったか?
オシッコのが通常より多かったり少なかったりしていないか?
オシッコをする際の動作に何か変化はなかったか?

こういったことは常日頃から意識していないと、
なかなかその変化に気づくことができないものなのです。

オシッコには情報がいっぱい

尿が作られる過程について考えてみたことはありますか?

尿とは血液中の老廃物が腎臓で濾過されることによって作られるもの。
つまり「おかしいな?」と感じたとしたら、
それは体内で何らかの異変が起きているサイン
なのです。

しかし、トイレシーツが多様化するに従って
オシッコの色がはっきりと見えなくなる製品や、
尿のニオイをさせないタイプのトイレシーツも増えてきた現在、
尿による健康状態のチェックがしにくい状況が生まれつつあります。

もちろん、室内で犬と人間が一緒に暮らすうえで
快適であるということは大切な条件の一つ。

しかし、犬のオシッコのニオイを
香水付きのシーツで誤魔化したりしていると、
大切なサインを見逃してしまうこともあるのです。

そういったことが起きないように、動物病院で使用されているトイレシーツは
多くが真っ白いタイプである
ことをご存知ですか?

ホームセンターなどで見かける市販品には
あまり白いトイレシーツはありませんが、

ネット販売などでは簡単に手に入るものですから、
犬の健康状態を尿から把握しようと思うならトイレシーツは断然白色をおすすめします。