オス犬の足上げオシッコがイヤ!?
日本において一番飼育されているペットは『犬』です。
これはもう、長い間変わらない不動の1位なわけですが、
中味についてはそれなりに変化が生じています。
現在、犬の中で最も多く飼育されているのは小型犬。
日本の住宅事情を考えた場合、これはある意味当然なのかもしれません。
ところでその小型犬ですが、オスとメスを比べた場合、
メスの方が販売価格が高いことに気がついていますか?
小型犬のオスの何が敬遠されるのか?
小型犬のほとんどは室内飼い。
その結果室内にトイレを設置することになり、
オス犬の足上げオシッコが敬遠されるのです。
かつて屋外で飼育されることが普通だった時代は、
「メス犬は子犬を孕むと厄介だから、オス犬の方がいい」
とオス犬の方が好まれました。しかし、現代では逆。
なんとも皮肉な展開になっているわけです。
確かに、オスは油断していると室内で壁や植木、家具などに
オシッコをかけてしまうことがあります。
これは「可愛いから許す」などと言える状況ではありませんよね。
シツケをすることで、オス犬であっても
足上げオシッコをさせないようにすることが、できないわけではありません。
しかし、100%防げるかどうかは何とも言えないところなのです。
進化している室内トイレ
そんなわけで、小型犬に関してはオスよりメスを飼いたがる人が多く、
その結果販売価格にも反映されているのです。
しかし、トイレの問題だけでオス・メスどちらにするか決めてしまうのは
もったいないような気がしませんか?
そんな悩みを解消させるべく、
最近では室内トイレがかなり進化しています。
オス犬の足上げオシッコに対応するために、
トイレの周囲にぐるりと壁がつくってあるものや、的になるようなポールも販売されています。
同じ壁タイプでもよりトイレシーツをつけやすいよう、
さらなる工夫がされていたりと、オス犬のための室内トイレはこれからも、
もっともっと使いやすいものが出てくるのではないでしょうか。
オスはお買い得?
そう考えると、「オスは足上げオシッコをするから」という、
ただそれだけの理由で敬遠する必要はないのかもしれません。
トイレ問題を物理的にクリアしてしまえば、
もともと子犬の販売価格はメスよりも安いことがほとんどです。
さらには去勢手術と避妊手術を比べると去勢手術の方が費用はかかりません。
また、同じ犬種であればオスとメスを比べると、
被毛の美しさや豊かさはオスに軍配の上がる犬種が多いのです。
もしもオス・メスどちらを選ぼうかと悩んでいるとしたら、
トイレ問題だけでオスを排除してしまうのではなく、
もっと総合的に考えて決めた方がいいですよ!
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