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子犬の乳歯はすべて永久歯に生え変わる

この記事の目次

初めて犬を飼う人にとっては、毎日が新しい発見になるでしょう。

精神的なものは別にして、犬はおよそ1年程度でほぼ成犬の体格に成長しますから、
日に日に変化したとしても不思議はありません。

乳歯から永久歯へ

生まれたばかりの子犬には歯は生えていませんが、
生後30日前後でまずは乳歯が生え揃います。

これは個体差だけでなく犬種によっても生え揃う日にちには差があり、
日本犬のように山犬に近い種は早く、小型の愛玩犬などは遅い傾向にあるようです。

いずれにしても、最初に生えてくるのは人間と同じく乳歯のため、
すべていずれは永久歯へと生え変わっていきます。

生え変わる時期も個体差や犬種の差がありますが、
おおむね生後4ヶ月~6ヶ月ぐらいになることが多いでしょうか。

このことを知らないでいると、ある日子犬が遊んでいるオモチャに
血がついているのを見つけて、ギョっとしてしまうかもしれません。

抜けた歯を探してみよう

子犬の歯が乳歯から永久歯に生え変わるのは、
人間と同じくすべての歯が同時というわけではありません。

1本1本抜けて生え変わっていくため、
すべてが永久歯になるまでには数ヶ月かかることも珍しくないのです。

もし乳歯の生え変わりを確認できたら、抜けた歯を探してみるとよいでしょう。
運よく見つけることができたら、とても良い記念になります。

小型犬の子犬の歯は小さいですが、それでも犬歯などは見つけやすいので、
運がよければ拾える可能性は高いでしょう。

注意して探してみると、小さな前歯も拾えることがあります。
もし抜けた歯を飲み込んでしまっていても、
子犬の体にはまったく害がありません
ので、心配する必要はありません。

きちんと永久歯が生えているか?

子犬の乳歯が抜け始めたら、こまめに口の中をのぞいて
きちんと永久歯に生え変わっているかを確認した方がよいでしょう。

乳歯が抜けていないのに先に永久歯が生えてきてしまうことがあり、
特に小型犬の子犬には多く見られます。


中にはほとんど乳歯が抜けない状態で永久歯が生え揃ってしまい、
歯が二重の列になっている場合がありますので、
よく注意して見るようにした方がよいでしょう。

これをそのまま放っておくと歯列と歯列の間に食べかすがたまり、
歯周病の原因になりやすいのです。

乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきてしまったら、
早めに獣医さんに相談して今後どうしていくかを検討した方がよいでしょう。