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芝生の庭で犬を遊ばせたいなら気合とコストが必要

この記事の目次

犬を飼ったら、庭で遊ばせたい!と考える飼い主は多いようです。
青々とした芝生の上を犬が楽しそうに遊びまわる姿は、
想像するだけで幸せになれそうな気がすることでしょう。

しかし、それを実現させようと思うなら、
本気で挑まなければ確実に挫折することは間違いありません。

芝生の庭は犬にとってはメリットが多い

犬が過ごす場所の素材として、
芝生というのはメリットが多い良いもの
だと思います。

砕石(さいせき)などのジャリは肉球を傷つけてしまったり、爪を傷めることがありますし、
遊んでいるうちに石を飲み込んでしまうこともあります。

玉砂利だったら足には優しいですが、飲み込む危険性は消えません。

バークチップなども足に優しいですが、
やはりかじって遊んだ結果嘔吐の原因になることもありますし、
経年劣化しますので1~2年ごとに入れ替えが必要となります。

その点芝生は適度なクッション性があって犬の足にも優しいですし、
直射日光の照り返しなども最小限に抑えてくれることでしょう。

しかし、最大の難点は青々とした芝生を維持するためには、
かなりのメンテナンスが必要
だという点です。

芝生の手入れは気合とコスト

芝生の庭を完成させるためには、たっぷりとした水遣り、
定期的な除草、適度な肥料が不可欠
です。

もちろん、きれいに生え揃った後もそれは延々と続いていきますので、
まずはメンテナンスをやり続けるだけの覚悟をしなければいけません。

そして、そこで犬を遊ばせたいわけですから、
当然除草剤などの使用は出来る限り避ける必要があります。

そのぐらいならできそう…、と字面だけを見ていると思うかもしれませんが、
これがやってみるとかなりの重労働です。

水遣りを怠るとあっという間に枯れっぽくなりますし、
雑草もすぐに生えてきてしまいます。

除草剤をまけば雑草問題は手っ取り早く解決できますが、
犬を遊ばせたいわけですから安全性を考えたら安易な使用はできないでしょう。

もちろん、無農薬タイプの除草剤もありますが、
こちらは通常のもよりはかなり割高になります。

犬の足をあなどってはいけない

芝生の庭で犬を遊ばせていると、オシッコをしてしまうことがありますが、
これを放っておくとその部分だけ芝は枯れやすくなります。

そのため、オシッコをした場所は
すみやかに水で洗い流す
などしてメンテナンスをしなければいけません。

また、犬の足は小さいからなどとあなどっていると、
驚くほど土を踏み固めてしまい、その結果芝が窒息によって
枯れてしまうことがあります
ので要注意です。

特に、時々遊ばせるのではなく屋外飼育が前提だとしたら、
犬の歩き回る場所に芝を生やし続けることはかなり難しい
と思った方がよいでしょう。

それでも芝生のメリットは大きい

メンテナンスはとても大変ですが、もしそれができるのであれば
芝生の庭は犬にとって最高の遊び場になります。

雨が降っている時でも泥や土がつきにくく、
雨天で外に連れ出すことができない時にも
運動不足によるストレスを軽減することができるかもしれません。

犬が芝を掘ってしまうこともありますが、
それも一つのストレス解消につながりますから、
犬のために芝生の庭を目指すのであれば、気合と多少のコストを覚悟して取り組みましょう。