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犬が体を痒がるのは皮膚の乾燥が原因かも?

この記事の目次

犬が体を後ろ足でガシガシとかいていたら、
その痒みの原因にはどんなことが考えられるでしょうか?

まず最初に調べるとしたら、やはりかきむしっているあたりの皮膚ですよね。
ここにダニやノミがついていたら、「これだ!」と原因特定にあいなるわけですが、
毛をかきわけてもかきわけても、それらしい虫は見つからない…。

となると、次に疑うのはアレルギーでしょうか。

犬の体が痒くなる原因

たとえばチキンやビーフなど、
なにか特定の食べ物を食べた後に体を痒がったり下痢をしたとします。

すると、チキンやビーフが原因かもしれないと考えて、
次は違う肉類が使われているドッグフードを選びますよね。

手作り食の場合は、当然のことながら
食材のリストから疑わしい食材を外すことになるでしょう。

これがアレルゲンの食材だ、とはっきり断定できなかったとしても、
犬が体を痒がるときには、なんとなくドッグフードをラムやフィッシュなどの、
アレルギーが起きにくいとされるタイプに変更するのかもしれません。

このような、とりあえず低アレルゲンフードにしておけばいいだろう
という考え方は、別に間違ったものではありません。


本当にアレルギーが原因で体を痒がっているのであれば、
それで改善できることもありますから。

アレルゲンが食物にしろ、プラスチックにしろ、
とにかくそれが原因で症状がでているのであれば、
とにかく取り除くことは正しい対処法です。


しかし、低アレルゲンフードでも痒みがおさらまらないとしたら、
次は何を考えるべきなのでしょうか?

皮膚が乾燥して痒くなる

もしも痒みと同時にフケまででているようなら、皮膚の乾燥が原因で痒がっているのかもしれません。
私たち人間も、皮膚が乾燥してくると痒みを感じることがありますよね。
これは、犬も同じことなのです。

ほとんどの犬種が全身を被毛で覆われているため、一見しただけではわかりにくいのですが、
犬の皮膚もいろいろなことが原因となって乾燥してしまうのです。

湿度が低くなる季節はもちろんのこと、栄養のバランスが偏っていて皮膚の調子が悪いときや、
なにがしかの精神的なストレスが原因になっていることもあります。

さらには、シャンプーが原因で犬の皮膚が乾燥してしまうことも珍しくありません。
むしろ、シャンプーのあとは皮膚が乾燥するのは当たり前のことです。

ところが、被毛を乾かすことは入念におこなっても、
皮膚については何もケアをしない飼い主さんがほとんどではないでしょうか。

ローションで保湿

犬が体を痒がる原因がなんであれ、
とにかく痒みへの対処はすぐにしてあげたほうがよいでしょう。

それから、原因となっている事柄をさがして排除したり変更したりするべきなのです。

どうやら皮膚の乾燥が痒みの原因らしいと特定できたら、
次はいかにして皮膚の保湿をおこなうかを考えましょう。

シャンプーの後には、仕上げに使う洗い流さないタイプの保湿剤を全身にかけておくと、
かなり乾燥をおさえることができます。


このケアを取り入れてからドライヤーをかけると、
毛が乾いたあとの体の痒みをかなりおさえることが可能です。
(※リンスとは違う概念で作られているため、被毛がスベスベになるわけではありません)

普段の生活においてそれほど体を痒がることがない犬でも、
シャンプーの後は体をかきむしる子もいますよね。

保湿ローションはこのようなときにも有効ですから、
シャンプーだけで済ませてしまうところを、もう一手間かけてあげましょう。
また、スプレータイプの保湿剤も便利なアイテムです。

シュッシュッと吹きかけたあとにブラッシングをすることで、
シャンプーあとでなくても地肌まで保湿剤を行き渡らせことができます。

保湿剤に使われている成分に気をつければ、人間用のローションでも問題ありませんので、
気になる飼い主さんは早速試してみてはいかがでしょうか。