ペットシーツは薄型?厚型?それとも中厚型?
ペットブームといわれて久しい日本ですが、
一番人気は依然として小型犬です。
そのほとんどが室内で暮らしていますから、
家の中にはトイレが設置されることになります。
となると、必ず必要になるのはトイレシーツ(ペットシーツ)。
犬用品は驚くほどラインナップが充実していますが、
トイレシーツもご多分にもれず種類が豊富です。
どのサイズを選択する?
トイレシーツのサイズは、
市販されているトイレトレーの大きさに概ね合うようにできています。
一番小さいものが「レギュラー」で、その倍のサイズが「ワイド」。
さらには「ワイド」の倍のサイズが「スーパーワイド」
または「ダブルワイド」といった具合でしょうか。
どのサイズのトイレを設置するかについては、単純に小型犬だからレギュラーで、
大型犬だからスーパーワイドというわけではありません。
生活スタイルや部屋の大きさ、
トイレトレーニングの状況などによって選択した方が有意義です。
愛犬のトイレが上手に出来なくて困り果て、
家のあちこちにレギュラーサイズのトイレを設置しているのに
なかなか上手くいかないと悩んでいる飼い主さんがいました。
こういったケースの場合、トイレのサイズを大きくしてから
トイレトレーニングをし直すと、問題を解決できることがあります。
要はトイレという的は大きければ大きいほど、当たりやすくなるという発想ですね。
トイレシーツの厚み
トイレシーツには薄型、厚型、その中間ぐらいの中厚型という具合に、
厚みにもいくつかの種類があります。
違いは中に詰まっている吸水ポリマーの量で、
当然のことながらポリマーが多ければ多いほどたくさんのオシッコを吸収してくれます。
では無条件に厚型を選べばいいかというと、そう単純なものではありません。
コストは薄型<中厚型<圧型の順にかかりますし、
捨てる時にも厚型は薄型に比べるとかさばり、ゴミの量が多くなります。
また、トイレシーツをビリビリに破いてしまう癖のある犬の場合は、
ポリマーの量が多ければ多いほど、後の掃除が大変になるでしょう。
状況に応じて使い分けよう
飼い主のライフスタイルや、犬の癖にあわせてトイレシーツを選ぶ――。
そんな些細なことで、犬との暮らしは意外なほど便利になるものです。
留守番の時間が長くなる場合は、厚型を敷くと
オシッコの回数が多くてもきちんと吸収できるため、犬の足が汚れにくく、
また部屋にこもる臭気についても薄型に比べるとかなり抑えることができるでしょう。
留守番の時間が短いなら、こまめに取り替えた方が清潔に保ちやすいですから、
あえて薄型を選ぶというのも良い方法です。
トレーはワイドサイズを使っていても、レギュラーサイズを横に2枚並べて敷くことで、
オシッコをするたびに片面ずつ取り替えるという方法もあります。
中厚型は留守番の長さがあまり長くない場合や、
多頭飼育のお家ではかなり有効に使えるのではないでしょうか。
ホームセンターで販売している一番安いものをまとめ買いするお家もあると思います。
しかし、多少コストはかかっても、
ライフスタイルや状況に合わせてトイレシーツを使い分けると、
意外なほど快適になりますから、ぜひ試してみてください。
関連記事
-
白いペットシーツは尿の観察に最適
室内で暮らす犬が圧倒的に多い現代では、犬用のトイレも日々進化しています。小型犬から大型犬まで対応できるようにトレーのサイズも少から特大までありますし、トイレシー
-
ペットシーツを食べる犬は歯周病まっしぐら
食糞をしたり、オシッコをなめる犬がいます。原因がはっきりと解明されているわけではなく、ストレスやミネラル不足が指摘されることもありますが、どうもそれだけではない
-
犬の室内トイレが、いまひとつ成功しないとき
かつては庭の片隅に鎖でつながれて飼われていた犬たちですが、現代ではその多くが飼い主と一緒に家の中で暮らしています。それに伴い、屋内には犬のためのトイレが設置され