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クッションの使い方も犬によっていろいろ

この記事の目次

先日、家人が宴会でおこなわれたビンゴの景品としてクッションをもらって帰ってきました。
プードルファーのクッションは柔らかくてとても肌ざわりのよいものだったのですが、人間が使うには微妙に小さい丸型。
というわけで、犬達に進呈することになりました。

我が家で暮らす4匹の犬達のために、一応寝床は4つ用意されています。
プラスティックのタライのような形をしたベッドの中に毛布を何枚も敷きつめているのですが、そのうちの一つの中にクッションをポンと放り込んでみました。
サイズ的にはベッドの2/3をクッションが占めるくらいのサイズ感。
果たしてクッションは犬達に受け入れられるのか観察してみたところ、実に個性が出る結果となったのです。

おもちゃ大好きシュナウザーの場合

2匹いるミニチュアシュナウザーのうち、おもちゃに命をかけているほうのシュナ。
どんなヌイグルミも瞬殺のこの犬の場合、ヌイグルミと間違えやしないかと危惧していたら、案の定間違えました

いきなりクッションの真ん中あたりに食らいつき、ぶんぶんと振り回したのです。
私たち人間にしてみれば小さめのクッションですが、ミニチュナシュナウザーにとってはなかなかの大物。
それでも捉えた獲物よろしく振り回し、中にピーピー鳴る笛が入っていないことを確認するなり、ぺっと放り出してしまいました。
破かれて中身の綿を出されたらどうしようかと思いましたが、とりあえず破壊されないうちにオモチャではないと気づいてくれて本当に良かったです。

フカフカ大好きイタリアングレイハウンドの場合

体脂肪少なめの体に長い四肢を持つイタリアングレイハウンド。
硬い床の上には決して寝転がろうとしないフカフカ好きですから、やはりクッションには興味をそそられているようでした。

しかしこのクッション。
サイズ的にイタグレがのびのびと寝るにはちょっと小さいんですよね。
イタグレはクッションの上に乗り、横になろうとしますがクッションから体がずり落ちて斜めになってしまい、どうにも落ち着きません。
何度かチャレンジしてはいましたが、「これは私には合わない」と判断したのか、クッションを入れた寝床は使わなくなってしまいました。

どこでも寝れる応用力が高いほうのシュナウザー

おもちゃ大好きのシュナウザーとは違い、もう1匹のシュナウザーはクッションがヌイグルミではないことには一発で気づいたようです。

このシュナは床の上だろうがイスの上だろうが、どこでも器用に寝転がって熟睡してしまう犬。
当然のようにクッションの使い方もすぐにマスターしていました。
バランスボールに乗っているような感覚で、丸いクッションのど真ん中あたり上手に寝転がってくつろいでいます。

しかし、この子はもとから置いてあるクマモンのマットが大好きなので、結局はそちらに行ってしまいました。
クマモンのマットはぺらぺらで、みるからに寝心地はよくなさそうですが、フカフカのプードルファークッションよりそちらのほうがいいようです。

一番寝床にこだわるパピヨンとパグのミックス犬

寝るときにはいつまでもしつこいぐらいに寝床を整えてバタバタしているミックス犬。
クッションが置かれた当初は胡散臭そうな目で見るばかりで、なかなか近づこうとしませんでした。

しかし、まずはクッションを放り込んだ寝床の、クッションがない狭い部分に体をすっぽりと入れて寝るようになったのです。
せっかくフカフカのクッションがあるのに、あえてそこを避けてくつろぐなんて……と、飼い主としては若干寂しい気持ちで見ていましたが、だんだんとアゴを乗せるようになり、そのうちとうとうクッションの上へと進出。
そしてクッションの上で眠るようになると、やはり寝心地が良かったのか、どうやらそこを自分の定位置に決めたようです。

こうなると、他の犬がクッションの上で寝ようとしても、使用権を主張しているのか阻止するようになりました。
何度かクッションをめぐってケンカも勃発しましたが、最年長のミックス犬がいまのところは死守しています。