シニア犬にはソファーの高さ一つが命取り
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毎日の生活の中に当たり前のように犬がいます。
いつものようにご飯を食べ、いつものように散歩に行き……。
しかし、あなたの愛犬は確実に日々年老いています。
そのことに気がつくのはどんな時でしょうか?
それは、今まで普通にできていたことが、できなくなった時なのかもしれません。
お気に入りのソファーに飛び乗りそこなった?
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室内飼育はしていても基本的に犬はケージの中で過ごさせているので、
部屋の中を自由に犬が歩き回ることはない――。
このようなスタンスで飼育している人もいると思いますが、
その逆に家の中を自由に動き回ることのできる犬もいます。
どちらが良い悪いではありません。
しかし、ある程度自由にさせている場合には、
気をつけなければいけないことがあります。
それは、シニアになると今まで全く問題にならなかった行動が
命取りになるかもしれない、ということです。
たとえば犬がお気に入りだったソファー。
今までは元気よく飛び乗ってお昼寝をし、好きなときに飛び降りていたかもしれません。
しかし年齢とともに足腰が弱くなっていたら、どうなると思いますか?
ある日突然飛び乗れなくなる、ということはあまりありません。
どちらかと言うと飛び乗ろうとして失敗し、
もう一度やり直して乗ることができた…、という経緯をたどることが多いように思います。
ところが飼い主としてはあまり深く考えず「失敗しちゃったね!」
とオモシロ映像でも観ているような気分で笑ってしまうことも。
しかし、よく考えたらこれこそが老化の黄色信号が灯った瞬間なのかもしれません。
人と犬の体格差について考えていますか?
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飛び乗れなくなったからソファーを撤去する――それでは遅いのかもしれません。
何事も起きてみないと人間はなかなかピンとこない生き物ですが、
犬は思ったよりも骨折する機会の多い生き物です。
あなたにとってはせいぜい膝より少し高い程度のソファー。
しかし、小型犬にとってはどうでしょうか?
たとえばチワワなどからすれば、体高よりも高さのある場所なのです。
そこに乗りそこなったり落下するということは、とても危険なことだと思いませんか?
うちは大型犬だから大丈夫――
などと楽観視していると後悔するかもしれませんよ。
大型犬は股関節にトラブルを抱えやすく、
ソファーの乗り降りが負担になることもあるのです。
老化対策は危なくなる前に
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ソファーから落ちて怪我をしたからソファーを撤去する
――これでは遅いのです。
「コイツ、年とったなぁ」と少しでも感じる瞬間があれば、
部屋の中をぐるりと見回してみましょう。
足腰が弱ったら危険になると想定できるものは早め早めに撤去し、
もっと安全なものに変更するなどのシニア仕様を
少しずつでいいから進めていくべきです。
愛犬が家族の一員として暮らしているのですから、
愛犬のためのバリアフリーについて考えるのは
当たり前のことなのかもしれません。
早め早めの対策が楽しいシニアドッグライフにつながります。
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