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サーモンオイルは高価でも、実はとてもお得な油

この記事の目次

せっかく愛犬のために食事を手作りするのですから、
食材にはぜひともこだわりたいところです。

タンパク質は鶏肉にしようか、それともラム肉にしようか。
野菜は、乳製品は……というように、
五大栄養素を頭に浮かべながら食材の組み合わせを考えていると、
悩んでしまうものがあります。

それは脂質です。

肉類に脂肪がついているのだから、それが脂質でいいんじゃないの?
と考えることが間違っているわけではありません。

しかし、ドッグフードという素晴らしく便利なものが数多く売られているのに、
なにゆえわざわざ手間をかけて手作りをするのかといえば、
それはひとえに愛犬の健康のためですよね。

ということは、油脂一つをとっても、やはりこだわりたいものです。

オメガ3を摂取させたい

単純にサラダ油を垂らして終わりでは、
せっかくの手作り食がもったいないような気がします。

現在、人間の摂取する油脂はオメガ3が推奨されていますよね。
オメガ3は犬にとっても良質の油脂なのです。

でもオメガ3脂肪酸を含む油は高いからなぁ……などと
二の足を踏む飼い主さんもいるようですが、よく考えてみてください。

犬の体格と人間の体格を比較したら、
実際のところ犬が摂取しなければいけない油脂の量なんて、本当に微々たるものです。

たとえボトル1本がけっこうな値段だったとしても、そう簡単にはなくなりません。
一回の食事に一たらし程度でいいのですから、油脂にかける金額をケチる必要はないのです。

おすすめはサーモンオイル

犬の手作り食にオメガ3脂肪酸を加えるとしたら、だんぜんサーモンオイルがおすすめです。
サーモンオイルはDHA・EPAも含まれていますから、
ある意味サプリメントのような感覚で使えるオイルです。

オメガ3脂肪酸は免疫機能を向上させ、アレルギーの症状を緩和し、
動脈硬化や高脂血症など血液のトラブルを防ぐ効果
が期待されています。

たとえ1ボトルが2000円程度したとしても、
一回に使う分量はせいぜいティースプーンの1/4程度。

つまり、期待できる効果に対し、実はとてもお得な油なのかもしれません。

たくさん与えればいいというものではない

オメガ3が犬の体にいい!?
そう聞いたとたん、ドボドボとかける人がいます。

もしくは油脂をオメガ3のみにしてしまい、
オメガ6(オリーブ油やコーン油など)を排除してしまう極端なメニューを作る人も。

栄養はバランスが最重要事項であり、
どんなに良いものでも過剰に与えれば害にしかなりません。


犬に関してのバランスはいまだはっきりと判明したわけではありませんが、
人間でいえばオメガ3:オメガ6は1:5~1:10といわれています。

つまり、犬の場合でもオメガ3をオメガ6以上に与える必要はありません。
犬の手作り食の肝となるのは、すべてにおいてバランスなのです。