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シー・ズーの性格は家族の一員に向いている

この記事の目次

トイプードルやチワワが全般的に人気の現在でも、
比較的年齢層の高い世代にシー・ズーは好まれる傾向にあります。

昭和の時代から小型犬といえばシー・ズーやマルチーズなどの
毛足の長い犬を抱っこしているイメージがあり、
シニア世代にとってはなじみの深い犬なのかもしれません。

シー・ズーの子犬の可愛らしさ

成犬になった後のシー・ズーについては、
人によってかなり好き嫌いが分かれる不思議な犬種の一つです。

一つには噛み合わせがアンダーショット(下の前歯が上の前歯より前)
もしくはレベルバイト(上下の前歯が同じ位置で合わさる)でなければいけないため、
その独特の顔つきが原因しているのかもしれません。

カット次第でずいぶんと見た目は変わりますので、
最近のシー・ズーは一昔前よりもずいぶんと垢抜けたイメージに変わりました。

そんな成犬になると好みの分かれるシー・ズーではありますが、
子犬の時の可愛らしさにはずば抜けたものがあるのをご存知でしょうか?

丸い顔とコロンとした胴体に短い手足がついているその姿はヌイグルミのように可愛らしく、
さらにチョコチョコと歩く姿が実に愛らしいのです。

さらに、シー・ズーの子犬は驚くほど人懐っこく、
シッポの振り方や甘える仕草は小型犬の子犬の中でも群を抜いています。

そのため、シー・ズーがあまり好きではなかった人も、
子犬を目の前にすると一目惚れをしてしまうことが多い犬種です。

家庭犬に向いた性格

シー・ズーは家族の中で大切にされると、
まるで自分が人間だと思っているような素振りを見せることがよくあります。

その反応のおもしろさを見ていると、
かなりいろいろなことを理解していることがわかりますが、
だからといってトレーニングがしやすいわけではありません。

つまり、シー・ズーの賢さは牧羊犬や使役犬のような訓練性能のよさではなく、
とことん家族の一員になる才能
なのではないでしょうか。

そのような点からも、シー・ズーは
シニアや幼児のいる家庭にも向いていることがわかります。

基本となるシツケだけを根気良く繰り返し、
あとはそれ以上のことを無理に求めるよりも、
あくまでも家族として扱うことでシー・ズーが持つ本来の美点を伸ばすことができるでしょう。

飼育するうえでの注意点

シー・ズーはマズルが詰まっているため呼吸に関する疾患にかかりやすい犬種です。

おやつなどを与えすぎて肥満にしてしまうと、
気管が狭くなって呼吸困難になりやすくなるため、注意しなければいけません。

しかし、シー・ズーはおねだりがかなり上手な犬種ですし、
シニア世代はどうしても室内犬に甘くなる傾向が強いところがあります。

マズルが詰まっているということは、
暑さに弱いということでもありますから、
一度肥満にしてしまうと夏場などは熱中症の危険性があるため
思い切った運動ができません。

同居の家族にシニア世代がいる場合は、
おやつを必要以上に与えるとシー・ズーを殺してしまうかもしれない
口を酸っぱくして伝えましょう。

シー・ズーを必死になってしつけるよりその方がずっと効果的です。